赤ちゃんに恵まれたことをきっかけに結婚する「できちゃった婚」。最近は、「授かり婚」ともいわれていますね。このできちゃった婚、一般的になってきたため、つき合い始めたときから「できちゃった婚」を視野に入れておつき合いを進めているカップルもいるそうです。
ただ、できちゃった婚には、メリット・デメリットの両面があります。この両方を理解したうえで、この先の二人のことを考えておく必要があるのではないでしょうか。おつき合いしているお二人、そして授かるかもしれない赤ちゃんの将来のために、メリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。
できちゃった婚・授かり婚のメリット
結婚への決断ができる
「つき合ってはいるけれど、なかなか結婚に踏み切れない…」そんなカップルも多いはず。しかし、「妊娠」という事実ができれば、お互いが結婚について具体的に考えることができます。お互いの両親も、それなら…と承諾してくれることも多いのだとか。とんとん拍子で結婚への道が切り開ける可能性が高いといえるでしょう。
結婚後の不妊の心配がない
「結婚したら絶対に子どもが欲しい!」このような夢を描いている人にとっては、できちゃった婚は嬉しい出来事のはず。結婚と同時に授かった命を大事に育てていくという幸せを手に入れることができます。結婚後に不妊に悩むこともない、といえますね。
家族の絆ができる
結婚後、わずかな期間で赤ちゃんが生まれることになるので、早い段階で家族の絆を深めることができます。夫には家族を守るという自覚が生まれ、妻には家族を支えようという思いやりが生まれる…。夫婦にとって欠かせない生きがいを手にすることができるでしょう。
できちゃった婚・授かり婚のデメリット
すぐに結婚式をあげなければならない
できちゃった婚の場合、出産の前に結婚式を挙げる選択をするのであれば、早々に事を進めなければなりません。結婚式の準備には、さまざまな取り決めが必要であり、ひとつひとつのことを決めるためには行動が必要となります。
そのため、時間が足りなくなったり、身体に負担がかかったりするケースが多いのです。過労により妊婦の身体にもしものことがないともいえません。
経済的に余裕がなくなることが多い
計画的に結婚をするケースと異なり、さまざまな点で準備が整っていない状況となることが多いようです。特に、資金面の準備ができていないと、結婚後、出産後の生活がかなり苦しくなることが予想されます。
結婚資金、出産資金には大金が必要となり、さらに新居のための費用や生活資金などもかなりの負担になるでしょう。のちのち、子どもの教育資金など、養育段階で十分な対応ができずに苦労をすることも…
人生設計が大幅に変更せざるを得なくなる
全く予想していなかったできちゃった結婚の場合、これまでの生活が大幅に変更されてしまうことになるため、夢をあきらめなければならないケースが出てきます。それが原因となり、将来、どちらか、もしくは両方が後悔する日が訪れる可能性もゼロではありません。
このように、でき婚には、メリット・デメリットの両面があります。大切なのは、勢いだけに任せないこと。二人が自分たちの人生をしっかりと見つめたうえで選択した道なら、きっと幸せな未来を過ごすことができるでしょう。